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介護に関してよくある質問Q&A
Q1:介護の仕事は全くの「初心者」なのですが、大丈夫でしょうか?
Q2:介護の仕事でしか得られない何か「醍醐味」のようなものはありますか?
Q3:介護の仕事に興味がありますが、将来何か「資格」を取ることは可能でしょうか?
Q4:転職を考えていますが、介護の仕事の「長所と短所」を教えてください。
Q5:「あるがままに」というコンセプトをわかりやすく説明してください。

 介護の仕事は全くの「初心者」なのですが、大丈夫でしょうか?

誰も始めは初心者です。経験の有無は気にしないでください。介護の仕事の基本は「Person To Person」です。スタッフも利用者さん、患者さんも人間なのですから「あるがまま」の自分自身の姿で利用者さん、患者さんと自然に接することが最も重要なポイントです。スタッフの中には茶髪、ピアスに代表されるスタイルで楽しく仕事をしているものも多数います。個人個人のスタイルは重要な問題ではありません。利用者さん、患者さんに対する「優しい気持ち」があれば第1段階はまず合格です。特に世間で俗に言われる「フリーター」の方の応募も歓迎します。介護の現場を知ってみるのも面白いのではないか?と思います。ライフワークになるかもしれませんよ?

 介護の仕事でしか得られない何か「醍醐味」のようなものはありますか?

介護の目的はハンディキャップを持つ利用者さん、患者さんに対する支援です。困っている方をケアすることで得られる「笑顔」と「感謝の言葉」は何者にも変えがたいものです。介護の仕事を通じて人間は「誰も一人では生きていけない」ことを痛感します。一方でスタッフは「とても優しい幸せな気持ち」を得ることができます。困った人に手を差し伸べるのは人間として当然の自然な行為でしょう?

 介護の仕事に興味がありますが、将来何か「資格」を取ることは可能でしょうか?

介護の現場で3年間の実務経験があれば国家資格である「介護福祉士」を受験する資格要件を得ることができます。その後さらに経験を積むことによって「ケアマネージャー(介護支援専門員)」を受験する資格要件を得ることも可能です。心身会においても毎年多くのスタッフが「介護福祉士」を受験し合格しています。(尚、残念ながら若干名ですが不合格のスタッフもいます)

 転職を考えていますが、介護の仕事の長所と短所を教えてください。

土建国家から福祉国家へと日本のグランドデザインが変化すると共に、この質問は数多く寄せられています。転職を考えている方には実に様々な業種の方がいます。介護の仕事の「長所」は何よりもその「安定性」です。介護保険制度、医療保険制度という国の基本的な社会保障制度に立脚した仕事なので、よほどのことがない限り他業種との比較においては安定的であるといえます。「短所」は「長所」の裏返しともいえますが他の業種と決定的に違う点として「いかに良い介護をしたからといって、介護保険からの収入が増えるわけではない」という制度に立脚した矛盾が挙げられます。これは「介護は福祉そのものである」という観点からは当然のものとして受け止められますが、転職してきたスタッフによっては、介護の仕事で理解しがたい点の一つとして認識されるようです。従って、会社の営業畑を長く経験された方等に多く見受けられますが「努力が金銭で評価されることに喜びを感じる」タイプの方は介護の仕事にはあまり向いていないかも知れません(?)

「あるがままに」というコンセプトをわかりやすく説明してください。

川の流れに逆らって上流にある理想の地をめざすよりも、川の流れに乗って下流に船を進め理想の地を見つけましょう、一緒の船に乗って!ということに要約されます。競争社会においては子供の頃から学校、家庭を問わず上流にある理想の地を目指すことを求められますが、何もかもみんなと一緒である必要はありません。1960年代にイギリスでビートルズが「レットイットビー」と謳い、1970年代はカリフォルニアでイーグルスが「テイクイットイージー」と謳い、戦後の日本では美空ひばりさんが「川の流れのように」と謳いました。そして今、心身会は「あるがままに」と謳っています。

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